347【熊本市中央区 乳菓子屋様 植栽リフォーム工事】
水前寺にある人気のスイーツ店「乳菓子屋」様の植栽リフォーム工事をご紹介します。
10年程前からオーナー様やスタッフ皆様で花壇のお手入れをされていましたが、植えていた草木がグングン成長。「自分たちでは手入れができない状況で...」と今回ご依頼頂きました。施工前は伸びた草花に花壇全体が覆われ、せっかくのビンテージの缶や木の看板などの素敵な装飾が隠れている状態でした。お隣様の壁もダイレクトに見えていました。
お店の雰囲気を壊さない植栽スペース(花壇)となるよう、天然木材のフェンスを取り入れ、花壇のメインはロックガーデン、残りのスペースお店側にはバークチップを敷き、道路側の木製看板の下にはコンクリート製の枕木を敷きました。
花壇奥にエコアコールウッドフェンスを設置。高さは1.8m。お隣様との境となり、以前からあった黒板風案内板の高さまで天然木のフェンスを眺めるようになったことで、甘い香りに包まれた店内の優しい雰囲気そのままに、店外にもあたたかな空間が誕生しました。このエコアコールウッドは天然の木材でありながら、水分と木を腐らせる腐朽菌の栄養を抜き取り樹脂化した木材です。そのためシロアリなどからの食害を受けにくく、雨風にも強い耐久性があります。また、木材本来の時間の経過とともに少しずつ落ち着いたグレーに変化する「経年美化」を楽しむこともできます。
フェンスには高さを変えて2つ棚を設けました。上部のスペースを利活用することで、多肉植物など小鉢の植栽を育てたり気分によって装飾を変えたりと、花壇以外の楽しみも増えましたね♪
お洒落なロックガーデンに使用した『鵜沼砕石(チャート)』は岐阜県の"鵜沼"から採れる古生代の砂岩。色は写真からも見て取れる通り、赤やオレンジ、茶、白、緑が鮮やかに混ざり合い、力強い生命力を感じます。そこにブルーベリーやマルベリーの他バランス良く下草が植栽され、ビンテージの缶が違和感なく存在しています。背景のフェンスによって装飾品や植栽の存在感が増し、スッキリとして格好よいデザインとなりました。
エントランス横の植栽には多年草の「タンナワレモコウ リトルエンジェル」や「プリンセスクローバー・レオノア」など、小ぶりながら暑さや寒さに強く、カラフルな色合いが愛らしいお花やグリーンを選びました。