459【外構リフォーム工事(駐車スペース・花壇)】熊本市北区 K様邸
外構リフォーム工事を承りました熊本市北区K様邸のご紹介です。熊本地震の影響でコンクリート部分に数本のヒビが入り、また建物とコンクリートの間に隙間が出来てしまわれました。そのため、既存の土間コンクリートをコンクリートカッターを用いて全て解体撤去処分し、新たにアプローチ、駐車スペースのコンクリート打設を行いました。
コンクリートは気温・湿度の変化などにより伸縮を繰り返しています。このことにより「クラック」と呼ばれるひび割れを引き起こします。髪の毛程の幅(0.5㎜以下)のクラックを「ヘアークラック」と呼びます。今回はコンクリートのひび割れ防止の為に、コンクリートにスリットを入れてカラー砂利『デコラストーン ホワイト』を敷いてます。また、アクセントとして植栽(タマリュウ)を玄関前に植えこみました。無機質な土間コンクリートのグレーに少量タマリュウを添えると、グリーンが際立ち、都会的でおしゃれな印象に仕上がります。
ひび割れ防止用スリットの種類をご紹介します。
直線や曲線にスリットを入れることで多種多様に外構デザインを楽しめます。K様邸のように砂利を敷く場合は、建物の外観に合わせ砂利の色合いを選べたり、タマリュウや人工芝などの緑を用いてナチュラルにも仕上げられます。車の乗り入れが可能なタイルやピンコロ、天然石、アンティーク調や洋風なデザインに合うレンガなどを目地に使用すれば段差のない駐車スペースの施工が可能です。シンプルな直線デザインにおすすめなのが伸縮目地(エキスパンタイ)です。土間コンクリートと目地との凹凸がほとんどなくなるため、目地に自転車のタイヤが取られて転倒といった危険防止にもつながります。お子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭の方にオススメです。デザイン的にもグレーにブラック系のラインが入り、シャープな印象の仕上がりに。
コンクリート・レンガ製品の経年変化によるお手入れ方法のご紹介です。
先ずは白華がおきた場合の除去方法です。白華現象とはコンクリートやモルタルの表面に白い粉が付着する現象のことを言い、主に水酸化カルシウム(水酸化石灰)や炭酸カルシウムなどの成分がコンクリート中の水分と反応して付着した状態です。スポンジやたわし等を使い酸性の洗剤トイレ用洗剤などで落とします。環境に配慮すべき場所ではクエン酸を主成分とした洗浄剤がおすすめです。またチリやホコリ、カビ、コケによる汚れが発生した場合は洗剤で多少は取り除けますがおすすめなのは、家庭用の高圧洗浄による洗浄です。ノズルを近づけ過ぎるとコンクリートの表面を削ってしまうので注意しながらの作業が必要です。
生垣が植えられている既存の花壇スペースも地震により破損していたため補修しました。